ヨーギーの皆さま
この辺りは台風が過ぎたようですが、ご無事だったでしょうか。
まだ日中は暑いものの、すっかり日暮れが早くなり、秋の虫の音が心地よくなりました。
実りの秋。
そろそろ一年の後半にさしかかり、今年一年の実りを刈り取る時期ですね。
今年はどんな年でしたか?
少し早いですが、心身を整えながら、一年の集大成の準備をしていきたいですね。
さてさて、最近続いている読書シリーズ。
今回は、脳卒中になった脳科学者が、脳卒中のプロセスとその後回復するまでの軌跡を記した本
『奇跡の脳』についてです。
左脳の働きに損傷を負った筆者が体験した右脳の世界が、
私にとっては、瞑想状態で起きる感覚と似ていて心が震えるとともに、
そのプロセスを言語化するために回復するまでの並々ならぬ努力と能力に感動しました。
印象に残った言の葉を一部抜粋して紹介しますので、興味のある方はお手に取ってみてください。
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『奇跡の脳』ジル・ボルト・テイラー、竹内薫訳(2009 新潮社)
「深い心の安らぎを見つける」
左脳マインドを失った経験から、深い内なる安らぎは、右脳にある神経学上の回路から生じるものだと心の底から信じるようになりました。この回路はいつでも機能しており、いつでもつなげることができます。
安らぎの感覚は、現在の瞬間に起こる何かです。それは過去を反映したものや、未来を投影するものではありません。内なる安らぎを体験するための第一歩は、まさに「いま、ここ」にいる、という気になること。
<巻末付録 脳についての解説>
右脳マインドには、現在の瞬間以外の時間は存在しません。そしてそれぞれの瞬間が、情感で彩られています。生も死も、今この瞬間に起きています。歓びの体験も、そしてわたしたちを包む大いなる存在との結びつきを知り、実感することも。右脳マインドにとっての「今」の瞬間は、一瞬にして永遠なのです。
(中略)
左脳にある言語中枢の役目のひとつは、「わたしは」と言うことにより、「自己」の意味を明確にすること。脳はおしゃべりをすることで、人生の細部を何度も反芻します。だからあなたは、自分の人生で起きたことを憶えていられるのです。それはあなた自身の中の生まれ故郷のようなもの。このおかげで、あなたは、自分の名前や持っている資格や住んでいる場所などが、心の中でわかるのです。
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いかがでしたか。深遠なる脳の世界!
ヨーガで「今ここ」を意識することや、脳内おしゃべりのことが私はなんとなく腑に落ちました。
そして、右脳も左脳もとても大切な役割を担ってくれていますが、
現代社会に適応するために、時に左脳マインドが優位になりがちな気がします。
自律神経も然り。交感神経も副交感神経もとっても大切。
自然界には無駄なものは一切ないのに、
こっちの方が良いとか悪いとか、正しいとか正しくないとか、
物事にラベリングして、バランスを崩しやすいですね。(自戒を込めて。)
与えられているもの、備わっているものを今一度謙虚に静観してみたいと思いました。
9月もよろしくお願いします^^
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〈お知らせ〉
◎クラスお休み
9/16(月祝)・9/23(月祝)
◎イベントのお知らせ:
9/16(月祝)DONIさん福山ワークショップ @福山・福寿会館
アシュタンガ、アイアンガーヨガの実践者であり、ヴェーダーンタ哲学の学びを続けながら、徳島で家族と共にエコビレッジを創っているDONIさんが福山へ。
何か一つでもヨガやヴェーダーンタのエッセンスを生活に取り入れていただくヒントを得たり、きっかけになると嬉しいです。
ご興味のある方は、下記詳細をご覧の上、予約フォームからお申し込みください。
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世界の生きとし生けるものが、幸せでありますように。
Om Shanti,
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